中年システムエンジニアのオモチャ箱

中年システムエンジニアが初体験のブログ活動。技術情報の備忘録以外も、色々と載せていければと思います。


VB.NET DataTable のレコードを Where 句のように抽出する方法

システム開発で欠かせないのが、データベースですよね。

以前、DataTable クラスを使用して Distinct(重複行の除外)する方法をご紹介しました。

www.ma-se.com

 

今回は、SQL の Where 句のように、抽出したレコードに対して、更に条件を用いて抽出する(フィルターする)方法をご紹介します!

DataView クラスの RowFilter プロパティで実現可能!

SQL の Where 句のように、抽出したレコードに対して、更にフィルターする場合は、DataView クラスの RowFilter プロパティを使用することにより、実現可能です!

では、サンプルプログラムを使って見ていきましょう!

尚、フォームには DataGridView コントロール(GrdNormal、GrdFilder_OK と GrdFilder_Err)を 3 つ追加してあります。

 

下記ソースコードで、DataTable オブジェクト(変数 dt)にデータがセットされていることを前提に説明していきますね。

 

ソースコード 1

'変数の宣言
Dim dt As New DataTable()
Dim row As DataRow = Nothing

 

'DataTable に列を作成
dt.Columns.Add("EMP-CD", Type.GetType("System.String"))
dt.Columns.Add("EMP_NAME", Type.GetType("System.String"))
dt.Columns.Add("FLOOR", Type.GetType("System.Int32"))
dt.Columns.Add("MEMO", Type.GetType("System.String"))

 

'DataTable の列と同じレコードを生成、及び、値の設定

 

'1 レコード目
row = dt.NewRow()
row("EMP-CD") = "001"
row("EMP_NAME") = "経理部"
row("FLOOR") = 1
row("MEMO") = String.Empty
dt.Rows.Add(row)

 

'2 レコード目
row = dt.NewRow()
row("EMP-CD") = "002"
row("EMP_NAME") = "営業部"
row("FLOOR") = 1
row("MEMO") = String.Empty
dt.Rows.Add(row)

 

'3 レコード目
row = dt.NewRow()
row("EMP-CD") = "003"
row("EMP_NAME") = "開発部"
row("FLOOR") = 1
row("MEMO") = String.Empty
dt.Rows.Add(row)


'DataGridView に DataTable の値を表示
GrdNormal.DataSource = dt

ここで気を付けてほしいのは、列名「EMP-CD」と「EMP_NAME」です。

列名「EMP-CD」は『ハイフン』です。

列名「EMP_NAME」は『アンダーライン』です。

また、実行すると下記のように 3 レコードのデータが表示されます。

f:id:middle-aged-se:20180818151644j:plain

 

続いて、SQL の Where 句のように、抽出したレコードに対して、更にフィルターをしてみましょう。

DataTable オブジェクト(変数 dt)には上記データがセットされているものとして、下記ソースコードを追加してください。

 

ソースコード 2

'変数の宣言
Dim dv As DataView = Nothing
Dim dtFilter As DataTable = Nothing

 

'作成した DatatTable に対する DataView を生成
dv = New DataView(dt)

 

'DataView を RowFilter で抽出
dv.RowFilter = "EMP_NAME = '開発部'"
dtFilter = dv.ToTable()

 

'DataGridView の RowFilter で抽出した値を表示
GrdFilder_OK.DataSource = dtFilter

実行すると、下記のように表示されます。

f:id:middle-aged-se:20180818151645j:plain

RowFilter プロパティに「EMP_NAME = '開発部'」をセットすることにより、『EMP_NAME列の値が「開発部」のものを抽出せよ』という動きになっています。

 

このように、RowFilter プロパティにフィルターする条件をセットすることにより、取得することが可能となります。

尚、複数条件を記載する場合は、「EMP_NAME = '開発部' AND FLOOR = 1」のように Where 句と似たように記載することで実現できます。

 

 
RowFilter プロパティ使用の注意点【超重要】

ここで、下記ソースコードを記載し、実行してみてください。

 

ソースコード 3

'変数の宣言
Dim dv As DataView = Nothing
Dim dtFilter As DataTable = Nothing

 

'作成した DatatTable に対する DataView を生成
dv = New DataView(dt)

 

'DataView を RowFilter で抽出
dv.RowFilter = "EMP-CD = '001'"
dtFilter = dv.ToTable()

 

'DataGridView の RowFilter で抽出した値を表示
GrdFilder_Err.DataSource = dtFilter

如何でしょうか?

実行できましたか??

結果は、実行した際に下記のような例外エラーが発生したと思います。

f:id:middle-aged-se:20180818151646j:plain

何故、このようなエラーになったかというと「列名に『-(ハイフン)』が記載されていたから」です。

では、使用する列名にどうしても『-(ハイフン)』を使用したい場合はどうすれば良いのでしょうか?

正解は「『[EMP-CD]』のように『中カッコ( [ ] )』で囲うです。

 

では、実際に下記ソースコードのように修正して実行してみてください。

修正内容は、RowFilter プロパティにセットする際、列名を『中カッコ([ ])』で囲っています

 

ソースコード 4

'変数の宣言
Dim dv As DataView = Nothing
Dim dtFilter As DataTable = Nothing

'作成した DatatTable に対する DataView を生成
dv = New DataView(dt)

'DataView を RowFilter で抽出
dv.RowFilter = "[EMP-CD] = '001'"   '[ ]で囲うとOK
dtFilter = dv.ToTable()

'DataGridView の RowFilter で抽出した値を表示
GrdFilder_Err.DataSource = dtFilter

実行すると、下記の通り表示されたと思います。

f:id:middle-aged-se:20180818151647j:plain

ですので、列名は必ず『中カッコ([ ])』で囲って使用しておけば間違いありませんね!

このように、DataTable のレコードを Where 句のように抽出する方法とは、DataView クラスの RowFilter プロパティを使用すれば可能ですので、皆さんも使ってみてくださいね!


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SQLの絵本 第2版 データベースが好きになる新しい9つの扉

VB.NET DataTable で Distinct(重複行の除外)する方法

システム開発で欠かせないのが、データベースですよね。

そして、VB.NET では、DataTable クラスを使用して操作する方法が多いと思います。

また、DataTable クラスはデータベース以外でも使えるので、覚えておくと便利ですよ!

 

ちなみに、データベースの接続/操作方法については、中年 SE の下記ブログを読んでみてくださいね。

www.ma-se.com

DataTable オブジェクトに列を追加/データを追加

まずは、下記ソースを参考に DataTable オブジェクトに列とデータを追加してみましょう!

尚、フォームには DataGridView コントロール(GrdNormal と GrdDistintc)を 2 つ追加してあります。

用途は、DataTable オブジェクトにセットした値を表示するためです。

 

ソースコード 1(a)

'変数の宣言
Dim dt As New DataTable()
Dim row As DataRow = Nothing

 

'DataTable に列を作成
dt.Columns.Add("EMP_CD", Type.GetType("System.String"))
dt.Columns.Add("EMP_NAME", Type.GetType("System.String"))
dt.Columns.Add("FLOOR", Type.GetType("System.Int32"))
dt.Columns.Add("MEMO", Type.GetType("System.String"))

 

'DataTable の列と同じレコードを生成、及び、値の設定


'1 レコード目
row = dt.NewRow()
row("EMP_CD") = "001"
row("EMP_NAME") = "経理部"
row("FLOOR") = 1
row("MEMO") = String.Empty
dt.Rows.Add(row)

 

'2 レコード目
row = dt.NewRow()
row("EMP_CD") = "002"
row("EMP_NAME") = "営業部"
row("FLOOR") = 1
row("MEMO") = String.Empty
dt.Rows.Add(row)

 

'3 レコード目
row = dt.NewRow()
row("EMP_CD") = "003"
row("EMP_NAME") = "開発部"
row("FLOOR") = 1
row("MEMO") = String.Empty
dt.Rows.Add(row)

 

'DataGridView に DataTable の値を表示
GrdNormal.DataSource = Nothing
GrdNormal.DataSource = dt

上記プログラムを実行すると、GrdNormal グリッドビューには下記の通り表示されます。

f:id:middle-aged-se:20180814193712j:plain

一番下の行(*が表示されている行)は、新規追加行となるので、今回追加したレコードではありませんので注意してくださいね。

 

上記ソースの続きで、下記ソースを追加してください。

内容は、「FLOOR」列と「MEMO」列の値を Distinct し、重複行を除去したレコードを DataGridView に表示します。

 

ソースコード 2

'変数の宣言
Dim dv As DataView = Nothing
Dim dtDis As DataTable = Nothing

 

'作成した DatatTable に対する DataView を生成
dv = New DataView(dt)

 

'「FLOOR、MEMO」で Distinct したレコードを取得
dtDis = dv.ToTable(True, "FLOOR", "MEMO")

 

'DataGridView に「FLOOR、MEMO」で Distinct した値を表示
GrdDistintc.DataSource = Nothing
GrdDistintc.DataSource = dtDis

上記プログラムを実行すると、GrdDistintc グリッドビューには下記の通り表示されます。

f:id:middle-aged-se:20180814193709j:plain

3 レコードとも、

  • 「FLOOR」列には『1』
  • 「MEMO」列には『空文字』

がセットされているので、Distinct した結果は 1 レコードに纏まります

 

 
DataView の Distinct 動作の注意点【超重要】

中年 SE は昔、この DataView で Distinct した時に、どーしても想定した値が取得できなくてハマったことがあったので、注意点として記載しておきますね!

注意してほしい点は、Distinct する列に『NULL』値が含まれる列があるかどうかです。

ソースコード 1(a)を、下記のように修正して実行してみましょう。

ちなみに変更した内容は「2 レコード目の MEMO 列に、NULL 値(DBNull.Value)をセット」です。

 

ソースコード 1(b)

'変数の宣言
Dim dt As New DataTable()
Dim row As DataRow = Nothing

 

'DataTable に列を作成
dt.Columns.Add("EMP_CD", Type.GetType("System.String"))
dt.Columns.Add("EMP_NAME", Type.GetType("System.String"))
dt.Columns.Add("FLOOR", Type.GetType("System.Int32"))
dt.Columns.Add("MEMO", Type.GetType("System.String"))

 

'DataTable の列と同じレコードを生成、及び、値の設定


'1 レコード目
row = dt.NewRow()
row("EMP_CD") = "001"
row("EMP_NAME") = "経理部"
row("FLOOR") = 1
row("MEMO") = String.Empty
dt.Rows.Add(row)

 

'2 レコード目
row = dt.NewRow()
row("EMP_CD") = "002"
row("EMP_NAME") = "営業部"
row("FLOOR") = 1
row("MEMO") = DBNull.Value
dt.Rows.Add(row)

 

'3 レコード目
row = dt.NewRow()
row("EMP_CD") = "003"
row("EMP_NAME") = "開発部"
row("FLOOR") = 1
row("MEMO") = String.Empty
dt.Rows.Add(row)

 

'DataGridView に DataTable の値を表示
GrdNormal.DataSource = Nothing
GrdNormal.DataSource = dt

上記プログラムを実行すると、GrdNormal グリッドビューには下記の通り表示されます。

f:id:middle-aged-se:20180814193712j:plain

ソースコード 1(a)で実行した時と同じ表示結果ですよね。

でも、実際の値としては「NULL がセットされているので空文字とは違う」ということに注意してください。

 

ソースコード 2 は変更せずに実行してください。

すると、GrdDistintc グリッドビューには下記の通り表示されます。

f:id:middle-aged-se:20180814193707j:plain

1,3 レコード目には、

  • 「FLOOR」列には『1』
  • 「MEMO」列には『空文字』

をセットしました。

2 レコード目には、

  • 「FLOOR」列には『1』
  • 「MEMO」列には『DBNull.Value

をセットしました。

空文字と NULL は DataGridView に表示した際、セルには何も表示されないので、一見すると全く同じに見えます

しかし、実際の値としては空文字と NULL は別物なので、Distinct した結果は 2 レコードに纏まります

 

この動作に注意しないで、DataGridView だけを見て判断していると、調査しているときにハマる場合があるので気を付けてくださいね!

今回に限らず、データベースのデータを取り扱う際には、「NULLと空文字の違い」をしっかりと理解していきましょう!

中年 SE との約束だよ!!


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第 3 回 小学生からでもできる!? VB.NET プログラミング講座(プロジェクト作成)

VB.NET プロジェクトと空のアプリケーションを作成しよう!

このプログラミング講座では、Visual Studio という開発ツールを使用して勉強していきます。

まだ、パソコンに Visual Studio がインストールされていない方は、中年 SE の下記ブログの記事を参考にインストールしてみてくださいね!

www.ma-se.com

今回は、Windowsで動くプログラム(アプリケーション)の作り方の基本を勉強していきます。

 

プログラミング講座で作ったファイルの保存先について

作成したプログラムは、色々なファイルが作成されます。

それらのファイルを保存するためのフォルダを下記の通り作成しましょう!

  1. エクスプローラーを起動します。
    ※キーボードの〔Windows 〕キー(f:id:middle-aged-se:20180722133829j:plain)を押しながら、〔E〕キーを押せば、エクスプローラーは起動します。
  2. 下記①の箇所に「C:¥」と入力します。

    f:id:middle-aged-se:20180722133827j:plain

  3. エクプローラーのフォルダ名が表示されている箇所で、マウスの右クリックをしてメニューを表示します。
    続いて、メニューの[新規作成]>[フォルダー]の順で選択します。

    f:id:middle-aged-se:20180722133824j:plain

  4. フォルダ名は「プログラミング講座」にしておいてくださいね。

    f:id:middle-aged-se:20180722133822j:plain

プロジェクトを新規作成してみよう!

Visual Studio でプログラムを開発する際、まず最初にやる事はプロジェクトを作成することです。

 

 Note 

プロジェクトって何?

プロジェクトとは、作成するプログラムを入れる箱のようなものです。

深く考えずに、プログラムを作成するには、プロジェクトが必要なんだと決まり事で覚えておいてくださいね!

まずは、Visual Studio を起動しましょう!

忘れてしまった方は、中年 SE の下記ブログの記事を参考にしてみてくださいね!

www.ma-se.com

 

Visual Studio が起動できたら、下記手順を読みながらプロジェクトを作成してみましょう!

  1. スタートページが表示されていたら必要ないので、閉じておきましょう。

    f:id:middle-aged-se:20180722133819j:plain

  2. 下記の通りメニューの①ファイル>②新規作成>③プロジェクトの順で選択します。

    f:id:middle-aged-se:20180722133935j:plain

  3. 「新しいプロジェクト」ダイアログが表示されますので、下記の通り選択・入力します。
    ①[インストール済み>Visual BasicWindowsデスクトップ]を選択します。②[Windows フォームアプリケーション(.NET Framework)]を選択します。
    ③続いて下記を入力します。
    [名前]に「Test002-01」を入力。
    [場所]に「C:¥プログラミング講座」を入力。
    [ソリューション名]に「Test002-01」を入力。
    尚、これらの名称は、今回の中年 SE のプログラミング講座で決めたものですので、この名称でなければならないという事ではありませんので注意してくださいね!
    ④最後に、選択・入力を確認後、[OK]ボタンをクリックします。

    f:id:middle-aged-se:20180722133932j:plain

  4. 下記の通り、Windows の画面みたいなものが表示されましたか?
    表示されれば成功です!

    f:id:middle-aged-se:20180722133927j:plain

 

上記手順により、作成したプログラムを保管する箱のようなものであるプロジェクトを新規作成することができました。

 

 

プログラムを実行してみよう!

プロジェクトを新規作成すると、一緒に Windows の画面みたいなものが作成されました。

プロジェクトを新規作成するということは、Windows で動くアプリケーションを開発するということなので、Visual Studio が自動的に空のアプリケーション(Windows 画面)を一つだけ作成してくれます。

 

 Note 

プロジェクトを作成すると、空のアプリケーションを一つだけ自動的に作成してくれます。

空のアプリケーションとはウィンドウ画面が一つだけあり、開発者がプログラミングしなくても動かせるアプリケーションです。

では、作成したプログラムはどうすれば動かすことができるのでしょうか?

プログラムを動かす手順をご紹介しますので、一緒にやってみましょう!

  1. 下記画像の①[開始]ボタンをクリックします。

    f:id:middle-aged-se:20180722133919j:plain

  2. 下記の通りウィンドウが表示されましたか?
    ウィンドウが表示されれば、プログラムの起動は成功です!
    ウィンドウ右上の①[×]ボタンをクリックして、起動したプログラムを終了します。

    f:id:middle-aged-se:20180722133916j:plain

プログラムの起動方法は以上です!

簡単でしょ!?

これで、ウィンドウが表示されるプログラムを開発したことになります!

なるのです・笑!!

 

 Note 

開発したプログラムを起動するには

Visual Studio のメニューバーに表示されている[開始]ボタンをクリックします。

起動したプログラムを終了するには

起動したウィンドウ右上の[×]ボタンをクリックします。

次回予告…かも!?

次回は、プログラム開発の第一歩として「Hello World」という文字を色々なやり方で表示したいと考えています。

興味がある方は、引き続き読んでもらえれば嬉しいです!

現役システムエンジニアの、中年 SE でした。


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Visual Studio Community 2017 試用期間の解除方法

中年 SE の下記記事を読んでいただき、Visual Studio Community 2017 をインストールした方はいますか?

www.ma-se.com

 

Visual Studio Community 2017無償で使用できる、とても便利な開発ツールです。
しかし 30 日間という試用期間があります。
中年 SE の上記記事では、試用期間について記載していなかったので、本記事では試用期間の解除について記載していきます。
Visual Studio で勉強中の皆さん、是非、一読してもらえれば嬉しいです!

試用期間の解除方法は? 

インストールしてから 30 日を経過すると下記のようなダイアログが表示され、Visual Studio が使用できなくなります。

f:id:middle-aged-se:20180720131846j:plain

①によると評価版という位置づけのため、試用期間が設けられているみたいですね。
そこで、②からサインインすることにより試用期間が解除され、引き続き勉強ができるという仕組みになっています!
尚、サインインではマイクロソフトアカウントが必要となりますので、まだ持っていない方は、③からサインアップすることによりマイクロソフトアカウントを取得することができますよ!
ちなみに、試用期間の解除にはインターネットに接続していることが前提となりますので注意してくださいね!

 

 
サインインをして試用期間を解除しよう!
  1. ①にマイクロソフトアカウントを入力し、②次へボタンを押下します。

    f:id:middle-aged-se:20180720131843j:plain

  2. 人によっては、下記のようなダイアログが表示される場合があります。
    出ない場合は次の手順に進んでくださいね!
    出た方は、①で使用用途により選択します。

    f:id:middle-aged-se:20180720131841j:plain

  3. ①にマイクロソフトアカウントのパスワードを入力し、②サインインボタンを押下します。

    f:id:middle-aged-se:20180720131838j:plain

  4. サインインに成功すると、下記画面のように表示され、Visual Studio Community 2017 を引き続き使用することができます。

    ①に「この製品は次の方にライセンスされています」と表示され、サインインしたマイクロソフトアカウントが表示されます。
    確認できたら②閉じるボタンを押下します。

    f:id:middle-aged-se:20180720131835j:plain

  5. 尚、一度、サインインしてしまえば、サインアウト後も Visual Studio Community 2017 は引き続き使用できますので、「サインインしたまま」でも「サインアウトしても」どちらでも問題ないので、好きな方を選んでくださいね。

サインアウトの手順
  1. Visual Studio の右上にある①の▼ボタンを押下し、②アカウントの設定を選択します。

    f:id:middle-aged-se:20180720131926j:plain

  2. ①サインアウトを押下します。

    f:id:middle-aged-se:20180720131923j:plain

  3. ①閉じるボタンを押下します。

    f:id:middle-aged-se:20180720131920j:plain

 

如何だったでしょうか?
中年 SE のブログでは、下記のようにプログラミング講座を不定期で掲載しています。

www.ma-se.com

プログラミング講座も合わせて読んでいただけると嬉しいです!


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VB.NET vbCrLf と NewLine 。改行をする時、使うのはどっち!?

VB.NET で開発をしている皆さん、文字列を改行したい時、vbCrLf Environment.NewLine のどちらを使いますか? 

どちらも文字列結合することにより、文字列を改行することができます。

 

ソースコード

Dim strTemp1 As String = "中年 SE のブログ。" & vbCrLf & "これからもよろしくです。"
Dim strTemp2 As String = "中年 SE のブログ。" & Environment.NewLine & "これからもよろしくです。"

実行すると、両方とも下記のように同じ結果となります。

 

実行結果

中年 SE のブログ。
これからもよろしくです。

ちなみに、改行する場合、vbCrLf Environment.NewLine 以外にも様々な方法がありますが、今回は vbCrLf Environment.NewLine に絞って記事を書かせてもらいますね。

プログラムでの改行って?

改行って目で見て表示されていませんよね?
しかし、プログラムの解釈としては文字コードというもので制御しています
この改行という文字コードOS 環境によって異なっています

Windows では改行を「キャリッジリターン(CR)」「ラインフィード(LF)」という 2 つの文字コードで制御しています。

しかし、UNIX では「ラインフィード(LF)」という文字コードのみで改行を表します。

 

 
vbCrLf と Environment.NewLine の違いは?
  • vbCrLf
    「キャリッジリターン(CR)」「ラインフィード(LF)」の 2 つの文字コードが定義されています。
  • Environment.NewLine
    実行する OS 環境によって、改行を表す文字コードが選ばれます。
    Windows であれば「キャリッジリターン(CR)」「ラインフィード(LF)」
    UNIX であれば「ラインフィード(LF)」

 

いかがでしょうか?

改行とはどういうものか、また、vbCrLfEnvironment.NewLine の違いについて、わかってもらえれば嬉しいです。

 

 Note 

Windows で動作するプログラムであれば、vbCrLfEnvironment.NewLine のどちらを使っても問題ありません。

OS 環境に依存する場合であれば、Environment.NewLine を使いましょう。

ただし、開発チームの方向性で決定し、ゴチャ混ぜで使用するのはヤメましょうね!

ちなみに、中年 SE はどっちかというと、5,6 年前までは vbCrLf を使っていましたが、ここ 2,3 年は Environment.NewLine を使用しています。


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第 2 回 小学生からでもできる!? VB.NET プログラミング講座(インストール)

VB.NET Visual Studio 2017 をインストールしよう!

今回は、前回の予告通り、プログラム開発で使用するツールのひとつである、Visual Studio をインストールしたいと思います。

今、この記事を読んでくれている方が小学生であれば、お父さんやお母さんの許可をとってから、インストールを始めてくださいね。

不安であれば、パソコンの詳しい人と一緒に、記事を読みながらインストールに挑戦してみましょう!

Visual Studio 2017 のインストール

Visual Studio は Microsoft 製品となります。

えっ!? Microsoft 製品じゃあ、購入しないと勉強できないの??

って思いますよね。

平気です!!

ちゃんと、学生さんや個人の方が勉強したいという要望に応えて、無償で提供されているバージョンが存在するのです!!

ちなみに、中年 SE が使っている Windows のバージョンは Windows 10 です。

なので、Windows 10 で説明を進めていきます。

では、手順に沿って Visual Studio をインストールしてみましょう。

  1. Visual Studio のダウンロード
    下記リンクをクリックすると、Visual Studio のダウンロードページが表示されます。

    www.visualstudio.com

  2. 下記の[VS Community 2017 のダウンロード]ボタンをクリックします。

    f:id:middle-aged-se:20180701145814j:plain

  3. Visual Studio をインストールするためのファイルが、Windows のダウンロードフォルダにダウンロードされます。

    f:id:middle-aged-se:20180701145812j:plain

    「2008705176.1529206838」の数字は、バージョン等の数字ですので、「vs_community__ほにゃらら」であれば問題ありません。
    ダウンロードした時期により、この数字は変化します。
  4. ダウンロードした「vs_community__ほにゃらら」ファイルをダブルクリックすると、下記ダイアログが表示されますので[はい]ボタンをクリックします。

    f:id:middle-aged-se:20180701145809j:plain

  5. 次に下記ダイアログが表示されますので[続行]ボタンをクリックします。

    f:id:middle-aged-se:20180701145806j:plain

  6. すると下記ダイアログが表示されますので、しばらく待ちます。

    f:id:middle-aged-se:20180701145803j:plain

  7. 続いて下記画面が表示されます。
    ここでは開発するプログラムにより、必要なツールを選択する画面となります。
    今回は、Windows で動くプログラムの開発を目的とするので、[.NET デスクトップ開発]を選択します(チェックボックスにチェックを付けます)。
    (それ以外のチェックボックスは、チェックを付ける必要はありません)
    チェックを付けられたら、[インストール]ボタンをクリックします。

    f:id:middle-aged-se:20180701150133j:plain

  8. インストール中は、下記画面が表示されます。
    かなり時間がかかりますので気長に待ってください。

    f:id:middle-aged-se:20180701150130j:plain

  9. インストールの最終段階に入ると、下記画面が表示されます。
    「終了しています」と表示されてから、本当にインストールが終了するまで、かなり時間がかかると思います。
    根気よく待ってくださいね。

    f:id:middle-aged-se:20180701150126j:plain

  10. インストールが完全に終了すると下記画面が表示されます。
    画面右上の[×]ボタンをクリックして画面を閉じます。

    f:id:middle-aged-se:20180701150123j:plain

  11. 続いて、下記画面が表示されます。
    [後で行う。]リンクをクリックします。

    f:id:middle-aged-se:20180701150120j:plain

  12. 次に、下記画面が表示されますので、Visual Studio で開発する環境を設定します。
    環境設定コンボボックスでは、「全般」が初期選択されているので確認するだけで OK です。
    配色テーマの選択では、使用する Visual Studio の配色テーマを選択します。
    とりあえず、初期選択されている「青」で問題ありません。
    上記設定は、後からでも変更できますので、悩まずに進めましょう!
    選択が確認できたら、Visual Studio の開始]ボタンをクリックします。

    f:id:middle-aged-se:20180701150214j:plain

  13. 下記画面が表示されたら、Visual Studio のインストールは問題なく終了しています
    お疲れさまでした!!
    画面右上の[×]ボタンをクリックすると Visual Studio を終了することができます。

    f:id:middle-aged-se:20180701150210j:plain

いかがでしょうか?

Visual Studio 2017 のインストールは成功しましたか?

インストールするパソコンの性能によっては、かなり時間がかかりますが、上記手順で実施すれば無事にインストールは完了するかなと思います。

尚、Visual Studio Community 2017 は無償で使用できますが、30 日という試用期間がありますので、引き続き使用したい場合は下記記事を参考に、試用期間を解除してみてくださいね!

www.ma-se.com

 

 

Visual Studio 2017 はどこから起動するの?

インストールした Visual Studio 2017 を起動するには、下記画像を元に選択してください。
Windowsマーク]を選択>プログラム一覧から[Visual Studio 2017]を選択

f:id:middle-aged-se:20180701150208j:plain

すると、Visual Studio 2017 が起動されます。

 

 

いかがだったでしょうか?

今回は、プログラミングの第一歩として、プログラム開発で使用するツール Visual Studio 2017 をインストールしてみました。

中年 SE のプログラミング講座では、Visual Studio 2017 を使って説明を進めますので、興味がある方は是非、Visual Studio 2017 をインストールしてみてくださいね!

 

また、Visual Studio のインストール関連で、興味が出た方は下記記事も合わせて読んでみてはいかがでしょうか?

www.ma-se.com

www.ma-se.com

www.ma-se.com

次回予告…かも!?

次回は、プログラム開発の第一歩として「Hello World」という文字を色々なやり方で表示したいと考えています。

次回は、VB.NET でプログラムを開発する際に必要なプロジェクトというものを作成したいと思います。

www.ma-se.com

 

興味がある方は、引き続き読んでもらえれば嬉しいです!

現役システムエンジニアの、中年 SE でした。


Visual Basicの絵本 Windowsプログラミングわかる9つの扉

第 1 回 小学生からでもできる!? VB.NET プログラミング講座(導入)

VB.NET 小学生からでもプログラミングはできるのか!?

ということで、いきなりプログラミング講座を開いてみました・汗。

本当に小学生からでもプログラミングはできるのか!?

 

小学校でプログラミング教育が必修化

2020 年から小学校でも、プログラミング教育が必修化されますよね。

ってことは、もう再来年から授業では導入されるわけですよ~。

なので「簡単な解説で!難しいことは棚に上げて!!」をモットーとして、不定期でプログラミング講座を投稿できればと思っています。

昔話を少々

中年 SE が小学生だった時は、LSI のゲーム機、携帯型のゲームウォッチファミコンなどがゲームで流行っていました。

小学生だったので、パソコンを買うことは、夢のまた夢でした。

その当時、友達の家にパソコン(PC-6001シリーズあたりかな?)があり、皆で集まってアドベンチャーゲームをやっていました。

その名も「王家の墓」!!

いや~、ゲームのタイトルが全然出なくて、30 分くらいクグっていました・笑。

興味がある方は、是非、「王家の墓」をクグってみてくださいね!

 

で、家庭用パソコンとしては MSX なんてもありましたねぇ~。

実際に、ファミコンをパソコンのように使用できる、ファミリーベーシックなんていうのも発売されていました。

ファミリーベーシックは買って、色々と遊んでいました!!

いや~、懐かしい・笑!!

 

 

プログラムを組むってどういうこと??

さてさて、プログラミングの話でしたよね・笑。

中年 SE が小学生の頃は、プログラムなんてのはなんぞや??って世界でした。

一昔前はそんな時代だったのですが、今や小学生プログラマーを育成するなんて、恐ろしいですね~・笑。

 

実際、プログラムを組むなんて聞くと難しい感じがしますが、複雑な動作をさせないのであれば、数学や物理といった知識は必要ありません!

小学生の知識だけでも、実際には組めると思っています!

中年 SE が、会社の後輩を教育する際は、プログラムはジグソーパズルを組み立てるみたいなものだよ!って教えています。

実際、プログラムを組むということは、プログラミングの文法を組み合わせることで作っていきます。

ジグソーパズルも例えますが、プラモデルを組むという例えも使いますね!

プラモデルって、組み立て方の図面を見て、パーツをコツコツと組み上げて、一つの物が完成するじゃないですか。

プログラムを組むっていうのは、まさに、プラモデルを組むことに似ていると、中年 SE は考えています。

ただ、プラモデルを組んだことがない人に例えても分かりづらいかと思い、プログラムを組むことをジグソーパズルを組み立てることに例えています。

 

 Note 

プログラムを組む=プラモデルを組み立てる

 または

プログラムを組む=ジグーソーパズルを組み立てる 

 

小学生でも、プラモデルを組み立てたり、ジグソーパズルを組み立てたりできますよね?

それと同じ感覚で、プログラミングが学べたらと思っています。

次回予告…かも!?

次回は、プログラムを作る際に使用するツールの一つである、Visual Studio のインストールを考えています。

www.ma-se.com

流石に、ツールのインストールは、小学生一人では大変ですよね!?

そこで、お父さん、お母さん、出番ですよ!!

親子一緒に、ああでもないこーでもないとインストールしてコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか!!

 

こんな感じで、のんびりとプログラミング講座を不定期に投稿していきたいなぁと思っています。

興味がある方は、引き続き読んでもらえれば嬉しいです!

現役システムエンジニアの、中年 SE でした。


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